日本最大の学生麻雀団体である一般社団法人学生麻雀連盟(理事長:正能和仁、所在地:東京都渋谷区、以下 学雀連)は、2021年3月7日(日)に「アモスグランドチャンピオンシップ2020-2021 学生麻雀日本一決定戦」(本大会)を開催いたしました。
大会結果
「雀魂」を使用しての、初のオンライン開催となりました。本大会には、2020年度に学雀連が主催・共催した、各大会の優勝者および上位入賞者の16名が出場。総参加者数2,533名の頂点に立ったのは、熊本大学大学院の皆倉諒さんです。本大会は予選3ゲームを行い、合計スコアの高い上位4名が決勝戦に進出。決勝戦はポイントをリセットし、1ゲームのスコアで優勝者を決定いたしました。予選開始前に皆倉さんは、「なるべくミスを少なく、負けても仕方がなかったなと言えるぐらいの打牌ができるように頑張ります」とコメントし、決勝進出のボーダーラインである4位で決勝戦へと駒を進めます。決勝に進んだのは、瀬山洸允さん(立教大学)、高塚遼市さん(名古屋工業大学)、佐藤公葵さん(早稲田大学)、皆倉諒さん(熊本大学大学院)です。(予選通過の順位順)決勝戦の開幕となる東1局は、親番の佐藤さんの跳満ツモアガリでスタート。東2局では、皆倉さんが5,200点をツモアガり2位に浮上します。東3局2本場、皆倉さんは満貫のドラタンキ待ちで攻めるも、高塚さんへ放銃。しかし東4局、親番の皆倉さんは、トップの佐藤さんから満貫を出アガり一気にトップへ浮上。続く東4局1本場では瀬山さんから跳満を出アガり、親番で30,300点の加点をします。皆倉さんのトップで南場に突入。南3局1本場、皆倉さんはヤミテンでの満貫を高塚さんから出アガり、58,500点持ちのトップで親番のオーラスを迎え、最後はノーテンでゲームを終了させ優勝を決めました。優勝インタビューでは、「信じられないです。途中降りようと思ってもツモが許してくれず、いけるところまでいこうと思いました。来年以降も学生麻雀が盛り上がれば嬉しいので、1ファンとして応援していきます」とコメント。
解説者:小林剛プロのコメント
こういった大会を見ると、年々学生のレベルが上がっていることを感じます。麻雀の放送やネット麻雀が増えてどんどんレベルが上がり、彼らが私の年代になる頃には、どれぐらい強い人がいるのか、非常に楽しみでもあり、うかうかしてられないなという気持ちがあります。今日は大変勉強になりながら、解説させていただきました。学生時代の麻雀友達は今でも繋がっています。学生時代の人脈は卒業しても続くものですので、学生の間思いっきり麻雀を楽しんで、思いっきり勉強して、卒業してからも広めていってもらいたいなと思います。
解説者:山田独歩プロのコメント
去年の開催からの1年間はコロナウィルスの影響で、思うような活動ができなかったかと思います。けれど、ネット環境を使っていろんな人と麻雀を打ったり、後半からは実際に麻雀卓を使って打つ場面も設けられたかと思います。皆さんがグラチャンに参加してくださることを有り難く思います。まだ油断を許さない状況が続いてますが、皆さんが安心して大会に参加していただけるよう、来年のグラチャン開催に向けて学雀連も取り組みますので、引き続きご参加をお願いします。
大会結果※敬称略
優勝 皆倉諒(熊本大学大学院)
準優勝 佐藤公葵(早稲田大学)
3位 高塚遼市(名古屋工業大学)
4位 瀬山洸允(立教大学)