MicroStrategy Badge [iPad]

MicroStrategy Badge は、モバイル ID をスマートフォン上に生成します。キーカード、パスワード、セキュリティ トークンなどといった、従来のアクセス制御方式に代わるもので、統一デジタル証明書を用います。このデジタル バッジを使えば、1 回のタップ操作で (場合によってはそれすらもなしで)、会社所有の施設その他を解錠し、あるいは業務システムにログインできます。もちろん、セキュリティを損なうことはありません。MicroStrategy Badge は、高度な認証機能、時間や場所、生体認証にもとづくアクセス管理の機能を備えるだけでなく、重要なテレメトリを生成します。最先端のビジネス インテリジェンスや分析機能を支えるもので、セキュリティの強化、法令の遵守など、従業員や供給業者、取引先との、業務の取り組み方を改善できます。

オフィス、ホテルの客室、車庫、自動車などの扉を開く、さまざまな手段があります:
- デジタル キー (iPhone や iPad、Apple Watch に表示) をタップ。
- 入り口近くにある QR コードをスキャン、あるいは NFC タグをタップ。
- Bluetooth バッジ リーダー (Bluetooth 対応のモバイル デバイスを持って近づいたユーザーを認証)。
- 進入経路付近に設置したビーコン (ある範囲内にいるユーザーを認証)。
- GPS、Bluetooth、生物認証。
- 手間やコストをかけずに、施設の入り口を現代的に改修し、既存の物理的なアクセス制御システムを活用。

デスクトップ/ウェブ アプリケーションや VPN にログインする手段もいくつかあります:
- 画面に表示される QR コードをスキャン。
- プッシュ通知またはワンタイム パスコードを、iPhone や iPad、Apple Watch で受信。
- Bluetooth 対応デバイスを近づけてブラウザーとペアリングし、アプリケーションにログイン。
- 各種アプリケーションのゲートウェイを活用 (Salesforce、Dropbox、Office 365、Google Apps、GoToMeeting など; 事前設定済みでそのまま利用可能)。
- 業界標準 (SAML、OAuth、OIDC、Kerberos、Open API など) の認証技術を提供: 取引先や顧客もそれぞれのシステムで上記の手段に対応可能。

各種の方法を組み合わせた多要素認証を実装:
- 物理的な「もの」による認証: QR コードをスキャン、NFC タグをタップ、プッシュ通知に応答、Bluetooth やビーコンに接近。
- 本人だけが知っていることによる認証: 個人識別番号 (PIN、Personal Identification Number) やパスコードの確認。
- 属人性: Touch ID® または Face ID® で生体認証。
- ジオフェンシング (仮想的な「柵」): 場所にもとづいてアクセスを制限。
- 日時にもとづく「柵」: 曜日や時間帯に応じてアクセスを制限。

さまざまな動作環境 (オフライン モード、予備のアクセス手段):
- ウェブ アプリケーションに代わる予備のアクセス手段 (代替モバイル機器を使った電子メールや SNS など)。
- 完全オフラインで、USB ケーブル接続により Apple デバイスにログイン: より厳格なセキュリティのため、あるいは遠隔環境を利用するため。

より高速で便利なアクセス方法: Siri、Badge ウィジェット、お気に入りキー、Apple Watch
- 門や扉に近づいただけで、Siri または Bluetooth で信号をやり取りして解錠: 手動の操作が不要。
- Bluetooth 対応の扉: ウィジェットで検出、解錠。
- 頻繁に使うデジタル キーを「お気に入りキー」として登録。
- Apple Watch で扉を解錠: デジタル キーに一瞬でアクセス。

遠隔または対面での本人確認:
- 時間制限つきのコードを使って、電話を通して本人確認。
- コードは QR コードとして表示可能: スキャンすることにより本人確認。

MicroStrategy Identity ネットワークを介してメッセージをやり取り:
- Communicator のメッセージが届いた旨のアラートを受信。
- アプリケーション内の受信ボックスを使って、受信済みのメッセージにアクセス。
- そのまま Communicator のメッセージに応答。
(Communicator のメッセージを送信するためには、MicroStrategy Communicator アプリケーションと、適切な権限が必要)

重要なアイデンティティ インテリジェンスを生成:
- ユーザーによる企業データの操作を一括表示: 物理/論理/場所データを一元管理。
- ユーザーの挙動、人材や資産の活用状況、アクセス データその他、ユーザーの活動実態を把握。
- Identity Analytics はデータに命を吹き込むべく、対話型のグラフや高度なビジュアリゼーションを生成 (MicroStrategy Identity Analytics のライセンスが必要)。
- アイデンティティ インテリジェンスにより、業務プロセスを分析し、セキュリティを向上し、処理性能を最適化。