お子様の大切な抜けた乳歯を、思い出と共に写真に保存するアプリが出来ました。部位・抜けた日・その他情報を乳歯カードとしてアルバムに保存できます。
★乳歯おもいで箱(乳歯ケース・アプリの使い方)
(1)記録方法
①アプリを起動して、乳歯の写真撮影をします。(角度を変えて、最大3枚まで撮影可)
②抜けた乳歯の部位を記録します。(乳歯の画像をタッチ)
※※右左は、お子様が基準になりますので「本人の右」「本人の左」になります。※※
※※通常の「向かって右左」とは逆になります※※
③抜けた日にちを記録します。
④その他の情報を記録します。(抜けた場所・抜いた人・その他)
⑤保存後、修正や削除もできます。
(2)アルバムを見る方法
⑥アルバムを見には、トップ画面より「アルバム」を選択します。
⑦見たい部位をタップすると、乳歯カードが表示されます。
⑧乳歯カードを再編集や削除をすることが出来ます。
(3)データ書き出し(バックアップ)をする方法
⑨トップ画面から「データ書き出し」を選択します。
⑩書き出し、キャンセルを選択します。
※※書き出しには時間がかかります。アプリを操作せず、終了までお待ちください。※※
⑪お使いのフォトアプリに画像として保存されます。
⑫機種変更や大切なデータのバックアップとしてお使いください。
※※書き出したデータは編集や再読み込みは出来ません。※※
(4)その他の機能
⑬トップ画面の「乳歯の名称」で、医学的名称を表示できます。
⑬トップ画面の「生え変わり時期」で、生え変わり時期を確認できます。
※※生え変わり時期は個人差があります。※※
さて、お待たせしました、今回のテーマは『乳歯(にゅうし)』です。皆さんは『乳歯』についてどのくらい知っていますか?
乳歯=子供の齒。正解です。
他には。。。なにかおもいつきますか?
このブログでは一般的にはあまりよく知られていない『乳歯』について6個の項目を紹介しています。
皆様の育児、歯科医院通院などのご参考になれば幸いです。
★「乳歯」は何本あるの?
乳歯は生え揃うと上の歯と下の歯を合わせて20本になります。
驚きませんか?こどもの小さなお口の中に20本も歯が生えるんです。
離乳食を始めるころから徐々に生え始め、3歳前後には20本が生え揃います。
その後、全ての乳歯が『永久歯=えいきゅうし』に生え変わるのは小学校高学年〜中学生頃です。乳歯はもちろん食べ物を噛むために必要ですが、そのほかにも噛むことによる顎の筋肉の発達、顎の骨の成長、言葉の発語への影響などさまざまな役割があります。
乳歯だからと甘く考えがちですがとても重要な役割を担っています。小さいうちから歯科検診を受けることが大切です。
★乳歯の種はいつできるの?
乳歯はいきなり生えてくるわけではありません。
元の乳歯の種となる「齒胚=しはい」から始まり、身体の成長と共に齒胚から乳歯へと成長していきます。
その齒胚、実はお母さんのお腹の中にいる妊娠中に出来始めるんです。
なので、妊娠中のお母さんの栄養状態が産まれてくる赤ちゃんの乳歯の質に影響を与えることがあります。
妊娠中の栄養状態が影響するなんて、驚きですよね。産婦人科での妊婦健診も大切ですが、歯科医院での妊婦健診もとても大切です。
★乳歯と永久歯はどう違うの?
乳歯は成長と共に全て永久歯に生え替わります。
生え替わった永久歯は文字通り、生え替わることはありません。
永久歯は長い期間一生かけて使う齒なので、硬い丈夫な成分で出来ています。
90歳100歳まで使うことも考えると、丈夫でないと長持ちしませんから困ってしまいますよね。
一方乳歯についてです。
乳歯は時期がきたらスムーズに永久歯へ生え替る必要があるので、永久歯に比べるととても弱い成分で構成されています。
なので、虫歯になりやすいうえに虫歯の進行もとても速く、小さな虫歯もあっという間に大きな虫歯に発展してしまいがちです。
虫歯があるのにどうせ生え替わるからと治療を後回しにしてしまうと、後から生えてくる永久歯=後続永久歯に影響を及ぼしてしまうこともありますし、後の歯並びに影響してしまうこともあります。
乳歯はとても繊細ですので、こまめな歯科検診が大切です。
★乳歯はいつ生えるの?
産まれたばかりの赤ちゃんに乳歯が生えていることはありません。稀にありますが。。。
平均すると生後8ヵ月前後で最初の乳歯が生え始めるといわれています。
さて、一般的にどこの乳歯から生え始めるのでしょうか?
前歯でしょうか?奥歯でしょうか?
下の前歯から生え始めることが多いようです。
いきなり下の歯だけ生えてくると驚いてしまいますよね。
でも心配することはありません。
順番として次は上の前歯が生えてくることが多いです。
もし乳歯の生えてくる時期やスピードに不安があるようでしたら、歯科医院で相談することで安心できると思います。
「乳歯おもいで箱」(乳歯ケース・アプリ)は乳歯の生え変わり時期や名称を確認できます。
★乳歯から永久歯はどのように生え替わるの?
乳歯がグラグラしてきてから抜けて、そこへ永久歯が生えてくる。
というのが一般的なイメージだと思います。ただ、下の前歯はちょっと違う生え替わりのスタイルをします。
下の前歯をイメージしてみてください。
乳歯が生えています。まずその乳歯の後ろ=ベロ側から永久歯が生えてきます。
次に乳歯がグラグラしてきて、抜けます。
最後に乳歯が抜けたスペースに永久歯が並び、前歯の生え替わりが完了します。
この生え替わりはエスカレーター式と呼ばれています。
一時的に歯が2列になってしまい驚かれる保護者の方も多いですが、自然な生え替わりの状態です。
ただ、永久歯が生えてきているのに乳歯がしっかりと生えていて場所を譲らないような場合には抜歯等の処置が必要となります。
★乳歯のケア方法って?
乳歯は永久歯に比べると虫歯になりやすく、虫歯の進行スピードも早いです。
なので適切なケアをする必要があります。
虫歯になりやすいということは、厳密にいうと酸に溶けやすいと言い換えることができます。
食事をするたび、ジュースを飲むたびにお口の中が酸性の状態になり虫歯を誘発しやすい環境になります。
乳幼児期は食事の時以外でも間食などから栄養摂取する機会が多いので、必然的にお口の中が酸性になりやすく永久歯よりも丁寧なケアが必要なことは言うまでもありません。
ブクブクうがいが出来るようであれば、フッ素入りの歯磨き剤を使用します。
味の種類もたくさんありますのでお気に入りを1つ見つけるのもいいですし、何種類かからお子さまに選んでもらいながら楽しく歯磨きをするのもいいですね。
磨き残しがわかりやすくなるように染め出し液をつかうのも効果的です。
歯と歯の間は汚れが残りやすいので、フロスと呼ばれる糸ようじを使用することで汚れが除去出来て、虫歯を予防することができます。
乳歯について心配なことがございましたら、歯科医院で相談・アドバイスをしてもらうことをオススメします。