RealMandelRender [iPad]

この「RealMandelRender」は、WebGL2.0 の transform feedback を利用したマンデルブロ集合をリアルタイム描画するiOS向けのアプリです。
多彩なカラーリングで、quad float (128bit) までの高精度描画を可能とします。

多彩なパラメタを利用してマンデルブロ集合を描画できますが、よくわからなければ「RANDOM」ボタンを押すだけで様々な画像が楽しめます!

ドラッグやピンチ操作で画像の移動や拡大縮小が可能です。
右下の矢印をタップすることでメニューの表示/非表示が可能です。
多様なパタメタを調整してマンデルブロ集合を自在に描画できます。

操作方法は以下URLに画像付きで載っています。
https://minnano.app/support/realmandelrender/how-to-operate/

① ITERATION

マンデルブロ集合は次の式を繰り返し計算することで図形を描画します。①のセクションではこの計算回数を制御します。

Zn+1 = Zn * Zn + C

CALCS/FRAME

1フレームあたりの計算回数を指定します。アプリが重い場合は描画負荷を軽減するためにこの値を小さくしてみて下さい。ただし、この値が小さすぎるとドラッグ/ピンチ操作での図形移動/拡大縮小に伴う図形のチラつきが発生します。

CALCS/LIMIT

計算回数の上限を指定します。この数値を大きくすれば図形の細かい部分まで詳細に描画出来ます。逆に、この数値を小さくすれば大まかな描画となりますが、描画過程の面白い図形を発見できる場合があります。

② PRECISION

描画精度を選択します。精度が高いと図形を拡大しても正確に描画することが出来ますが、描画負荷が高くなります。32bit、64bit、128bit から選択可能で、数値が大きいほど描画精度が高くなります。「AUTO」オプションをオンにすることで図形の拡大率に応じて描画精度が自動選択されます。

(128bit を選択するには、後述の ⑥HIGH LOAD で「SHOW PREC 128 BIT」 オプションをオンにする必要があります)

③ CENTER

FIX

画像の中心座標を固定し、ドラッグしても図形が移動しないようにします。

SHOW

画像の中心座標を示す十字マークを表示します。

④ DATA

COLOR

図形を描画する色のパターンを変更します。

TOUR

あらかじめ登録された、おすすめの絶景ポイントを100箇所以上から選択して表示できます。

⑤ OTHER

INFO

座標、拡大率、計算回数を画面上部に表示します。表示された座標、拡大率部分をタップするとポップアップで編集可能なテキストが表示されます。このテキストを変更して「UPDATE」すると座標や拡大率を直接指定出来ます。また、このテキストをメモアプリなどに保存しておけば、いつでもお気に入りのポイントを自由に呼び出すことが出来ます。

各記号の意味は次のとおりです。

RE: 実軸 IM:虚軸 SC:拡大率 IT:計算回数

FPS

1秒あたりの描画回数(FPS=frame per sec)を画面左下に表示します。描画負荷状態の確認にご利用ください。

RANDOM

おすすめの絶景ポイントの中からランダムに１つ選択して表示します。パラメタの調整方法がよくわからなかったら、このボタンを押すだけで様々な画像が楽しめます。

⑥ HIGH LOAD

このセクションでは描画負荷の高いオプション群について設定を行います。このセクションのオプション選択値は記憶されず、安全を考慮してアプリケーション起動時に毎回オフになります。最新のiPhone/iPadをお持ちの方は、このセクションのオプションをフル利用して美麗な画像を楽しんでください！

HIGH DPI

よりドット密度の高い画像を表示します。

LIMIT × 10

計算回数について、「CALCS/LIMIT」で表示された数値の10倍を上限とします。

NO LIMIT

計算回数について、上限を無くして無限に計算し続けます。

SHOW PREC 128 BIT

描画制度について、32bit、64bitに加えて128bitを選択可能とします。

※「SHOW PREC 128 BIT」オプションは、オンにしただけでは128bitでの描画になりません。オンにしたあと、② PRECISION において128bitを選択する必要があります。