お手本と、自分の運動動作を見比べることで、理想の動作の習得を促進するiPad向けアプリです。
筑波大学が作成した体育授業向けお手本を活用することで、運動動作の習得・改善、体育授業の効率化をはかることができます。
■体育授業向けのお手本を搭載!
実際の教育現場で高く評価されている「学習ノート」のデジタル版お手本が使用可能となっております。
見ん者®学校版には、次の7種目のお手本(コメント付き)を標準搭載しています。
・マット運動
・とびばこ
・てつぼう
・ボール投げ
・柔道
・体力テスト
・サッカー技術
たとえば、マット運動だけでも、前転、ブリッジ、後転、開脚前転、大きな前転、開脚後転、
倒立、腕立て横跳びこし、側方倒立回転、伸膝後転、ロンダート、跳び前転、倒立ブリッジ、
倒立前転、前方倒立回転といった15種類の課題を選択できます。さらには、課題それぞれに、
うまくできない人向けの練習メニューも含まれています。
■体育授業以外でも!
利用例として、習字、陶芸、音楽、家庭科、工業加工のお手本も1つずつご覧いただけます。
アイデア次第で、スポーツだけでなく、用途を問わずご使用いただけます。
■このアプリで使える主な機能
・動画や連続写真、お手本の再生、比較、一覧表示
・iPad付属カメラでの動画撮影と再生(カメラの性能に応じて、秒間あたりのフレーム数fpsを選択可能)
・左右2画面での動画再生、分析(重ね合わせ、左右反転、全画面再生、マーカー機能での描画)
・お手本の作成、一覧表示、印刷
・動作ポイントの確認機能(フレーム単位分析)
・カメラロールに対する動画のとりこみ、とりだし
■マーカー機能と、フレーム単位分析で、学習を効率化!
マーカー機能を使用することで、注目ポイントに目印をつけたり、
運動の最中の肘の角度を、簡単な操作で計測できます。
高フレームレートでの動画撮影、連続写真への分解、写真単位での比較が可能です。
重要なポイントを適切に伝えることで、学習の効率をアップ!
子供たちどうしの教え合いにもつながります。
学習ノートに入っていない種目についても、
動画からお手本をつくる機能を活用することで、
授業の準備も簡単になります。
最先端の動作解析技術を、貴校の授業に取り入れてみませんか!
■メインメニュー各機能の内容
1.すぐ撮る、いま見る
生徒たちが練習しているところを撮影し、保存する機能です。授業準備として、
先生が実演しているところを撮影して、お手本の動画とするといった使い方も想定されます。
操作としては、画面のタップで、撮影の開始と終了を行います。撮影が終了したら、保存ボタンをタップして撮影動画を保存します。
限られた授業時間の中で、練習時間を確保するため、
ごく簡単な操作で、撮影・再生の繰り返しを行えるようにすることを目的としています。
また、インターバル撮影機能を使用することで、設定した時間間隔で、連続撮影を行えます。
マット運動や跳び箱運動などで、子供たちが順番に実技を行う場合に、撮影を自動化します。
2.並べて比較
左右の画面に、お手本と撮影した動画を読み込み、動作の違いを見比べて動作を分析します。
並べた動画は、重ねて比較したり、拡大縮小、左右を反転して再生することができます。
再生対象のファイルを読み込むには「選択メニュー」をタップして、動画、連続写真、お手本をえらびます。
体育授業向けのお手本は、「お手本」の「組込お手本」から選択できます。
また、読み込んだ動画やお手本に対して、処理を施す場合には「処理メニュー」を開いて、その中の項目をえらびます。
それぞれの項目は以下の内容となっています。
・履歴比較
アプリ内の動画、連続写真を一覧で確認できます。
好調・不調時の比較や、グループ活動として生徒複数人での比較を行う場合に使用します。
・お手本確認
お手本を表形式で一覧表示します。表は、上から順に、連番と拍数(BPM)、動作写真、コメントが表示されます。
・お手本作成
読み込んでいる動画をフレーム単位に分割して、コメントつきのお手本を作成できます。
自動フレーム分割の範囲は、トリミングされた範囲と一致します。
・動作ポイントの確認(連続写真解析)
左画面に読み込んでいるお手本に対して、右画面で読み込んでいる動画をフレーム単位で比較する場合に使用します。
ここで作成したものは、「連続写真」として保存されます。
・別名で保存
同じ動画を複製する場合や、動画をトリミングした状態で保存する場合などに使用します。
マーカー機能を使用することで、動画上に、矢印やガイド線や角度などをつけられます。
描画したフレーム位置以降に結果が保存され、動作ごとに着目すべきポイントなどを残せます。
3.お手本作成
読み込んだ動画がフレーム単位に分解されるので、そこから重要な局面の写真を抜き出してパラパラマンガ風の
お手本をつくるための機能です。写真ごとに、動作のコツや基準などの説明コメントをつけられます。
また、オプションとして、テンポ設定の機能があります。
「トン、ト、トン」のように画面をタップしたタイミングで、お手本の拍数を設定できます。
ダンスでリズムを伝える場合などに使用できます。
4.連続写真解析
お手本に対して、撮影した動画をフレーム単位で比べる時に使用する機能です。
同じ局面での写真を抜き出すことで、同じ動作ができているかを確認できます。