■操作「経絡ツボPRO検索」:
◎経穴名音声は「解説・設定」画面でボタンを押して切り替えて下さい。音声は「経絡経穴」画面のみ出ます。
◎「経絡経穴日本」:日本江戸期の経穴表示画面です。簡潔に内容を表示したいときに使用します。
◎トップ画面から[メモ]を押し、開いた画面に任意の情報を入力できます。[SAVE]を押すと入力した内容が保存されます。
◎[PIC]を押すと経穴・経絡図が表示されます。
◎「古典検索」:画面上左から選択して、鍼灸書の主治を検索できます。
◎「中医穴性」:中医学の経穴書の穴性を検索します。中医学の穴性は、「腧穴学」「針灸腧穴学」「針灸学」の他7書から採録しています。
◎「中医主治検索」:中医学の代表的な主治病を検索します。中医学の主治症状・主治病(主要181穴)は、「針灸腧穴学」(楊甲三1989年)、「経絡穴位与針灸概要」(靳士英他1996年)を主として採録し、肺結核など明らかな不適応病は除外しました。
◎「フリー検索」:画面の下左側に文章を入力してください。任意の症状や文、経穴(ひらがなで検索)を検索できます。
■画面の用語を範囲指定するとweb検索ができます。とても便利です。ただし、「千金翼方」から「銅人腧穴鍼灸図経」までは選択・コピーができないようになっています。
■経絡の流注図は「WHO/WPRO標準経穴部位 日本語公式版」に準じています。ただし、三陰交の足太陰・足厥陰・足少陰と欠盆への手陽明流注のみ近傍を通るので、交会するように描画しています。「霊枢」経脈篇などにあるように経穴・経絡は複雑に交会しています。参考のため任脈図のみ経脈の交会を描いています。
■基本的に漢字は、旧字体は新字体に変えています。【欬→咳、脉→脈など】
■主治の閲覧・検索を目的とするので、基本的に同じ意味の漢字は現代漢字に変換しています。したがって引用の際は原文を確認してください。但し、「兪、輸」「藏、臓、蔵」「腑、府」「榮、滎、營」「泄、洩」はそのまま表記しています。
◎泄、洩は李世民の避諱(世)に関わります。◎掖・腋が混在するが、腋に統一。痀・拘は拘に。窗は窓に。その他あり。
■手足の三里、五里、竅陰など同名異穴の主治は「外台秘要」、「医心方」、「銅人腧穴鍼灸図経」、「太平聖恵方」を参考に判別しました。
■経穴名異なるものはそのまま表記:中府・膺兪、太淵・大泉、臂臑・臂脳、天鼎・天頂、太乙・太一、気衝・気街、巨虚上廉・上廉・上巨虚、陰郄・少陰郄、睛明・精明、風門・風門熱府、承扶・扶承、飛揚・飛陽、跗陽・附陽・付陽、申脈・陽蹻、照海・陰蹻、彧中・或中、瘂門・瘖門、神闕・臍中、上下脘・上下管など、中脘・中管・大倉。
■ユニコードで表示できない漢字は次のように表記:[目遺][糸耍][目蔑][イ適][月呂][目室][月瞮ー目][至見][月秋]
■句読点について:「鍼灸抜粋」など、すべて句点「。」で区切られていますが、日本語として読みやすくするために、文意に従い読点「、」も用いました。例えば、症状が「~主る。」に繋がっている場合などは「、」に変えています。したがって引用する場合は原典を参照してください。
■入力した文章、文字に誤りがあった場合は随時、修正いたします。
■参考図書
◎WHO西太平洋地域事務局著,第二次日本経穴委員会監訳「WHO/WPRO標準経穴部位 日本語公式版」.医道の日本社.東京.2009
◎日本理療科教員連盟編.公益社団法人東洋療法学校協会編.教科書執筆小委員会著.「新版 経絡経穴概論 第2版」.医道の日本社.東京.2013.
◎真柳誠「黄帝医籍研究」.汲古書院. 2014
◎小曽戸洋「針灸の歴史」.大修館書店 .2015.
◎小曽戸洋「日本漢方典籍辞典」.大修館書店.1999.
■経穴情報入力の方法:嘉宏科技「中華医典VER.5」を使用して、経穴情報を検索して内容を収集し、以下の典籍に基づいて内容を修正して作成しています。また青島出版「中国針灸穴位通鑑」を参照しています。
■古典主治を引用した経穴書
◎「素問」:明・顧従徳本。日本経絡学会影印本(1992年)
◎「霊枢」:明・無名氏本。日本経絡学会影印本(1992年)
◎「難経」:「黄帝八十一難経疏証」(国立国会図書館所蔵139函65号)
◎「傷寒論」:明・趙開美本 燎原書店影印本(1988年)
以上、小林健二氏作成テキスト使用。
◎「脈経」:東洋医学善本叢書7影宋版.1981
◎「鍼灸甲乙経」:「針灸甲乙経-中医古籍名家点評叢書」.黄龍祥点評.中国医葯科技.2018。※本書は、底本「医学六経」本、対校は明藍格抄本。
東洋医学善本叢書7「古鈔本鍼灸甲乙經」.1981
◎「肘後備急方」:「葛仙翁肘後備急方」明万暦02年.内閣文庫蔵.紅葉山文庫旧蔵本
◎「小品方」:「医心方」所引の「小品方」逸文。
◎「黄帝内経太素」:「黄帝内経太素」科学技術文献出版.2005。
:東洋医学善本叢書3.1981
◎「明堂経類成」一巻:東洋医学善本叢書3.1981
◎「備急千金要方」:「備急千金要方 千金翼方」山西科学技術.2010。
:国立民族学博物館所蔵「宋版備急千金要方」.国指定重要文化財.
◎「千金翼方」:「備急千金要方 千金翼方」山西科学技術.2010。
◎「外台秘要」:東洋医学善本叢書 宋代影印本.1981
:「外台秘要 40巻」京都大学.富士川文庫本.写 和大.
◎「医心方」:京都大学貴重書アーカイブ・安政元年多紀元堅閲元昕の序及び万延元年多紀元佶の跋。「医心方校釈」丹波康頼編撰.学苑出版社.2001。
◎「太平聖恵方」:多紀元悳・元簡手校本.内閣文庫所蔵.写本 .江戸.
◎「銅人腧穴鍼灸図経」:「《新刊補注銅人腧穴鍼灸図経・校注」.河南科学技術出版社.2015。
:「銅人腧穴鍼灸圖經」宮内庁書陵部.多紀本.明版.
◎「鍼灸聚英」:「鍼灸聚英発揮 8巻」.京都大学附属図書館所蔵(富士川文庫).正保2年刊(1645年)。「鍼灸聚英一巻」.内閣文庫蔵(国立公文書館デジタルアーカイブ)