## Samsungユーザー様への大切なお知らせ ##
「いくつかのSamsung GALAXYの機種では、数値キーボードにコンマキーやスペースキーが無いことがあります。Play StoreからGoogle Keyboard(Gboard)をインストールすると、Googleの数値キーボードが使えます。これにより、他の計算アプリにおける同様な問題も解消します。」
端末の言語を日本語に設定していても、各統計の画面は英語表示となりますが、各検定の使い方(Help)は日本語で補足説明されます。
1. 各検定の最大例数は、1群につき100です。頻度の場合は大きな数を受け付けます。
2. [Example]ボタンによりデータ入力窓に例題データを入れてから、[Calc]ボタンをタップすると計算結果が表示されるので、本アプリの使い方はすぐにわかります。
3. 一部の検定法にはグラフ表示機能もあります。
使い方の詳細は統計方法のリスト下の使用方法もご覧ください。
** 現在、以下の統計方法をサポートしています。
### パラメトリック統計 (Parametric Statistics) ###
1. 平均値,標準偏差,標準誤差,歪度,尖度
- 算術平均
- 幾何平均・相乗平均
- 調和平均
- 95%信頼区間
- 99%信頼区間
- 合計
- 偏差平方和
- 分散
- 歪度
- 尖度
2. シャピロ・ウィルク検定(正規性)
- シャピロ・ウイルク検定
- 正規確率プロット (グラフ)
3. 標準偏差-標準誤差 相互変換
(標準偏差(SD)の値を標準誤差(SEM)に変換、標準誤差(SEM)の値を標準偏差(SD)に変換)
4. 一標本t-検定(平均値の比較)
(基準値とのt-検定)
5. 対応のある2群の平均値の比較
(対応のあるt-検定)
6. 二標本t-検定(平均値の比較)
- 分散比の検定(F検定)
- Student t-検定
- 分散比が異なる場合のWelchの方法
7. 二群の分散比の検定(F-検定)
8. ルビーンの検定 (多群の分散の一様性)
9. 一元配置分散分析 (ANOVA)
(4群まで)
10. 多重比較 t-検定(ボンフェローニ補正法)
(基準群との比較、全比較、各比較)
11. ピアソンの相関係数とその検定(直線回帰)
- 決定係数、相関係数
- 相関係数の検定
- 回帰直線グラフ
12. 一つの相関係数と比較値の差の検定
13. 二つの相関係数の差の検定
### ノンパラメトリック統計 (Nonparametric Statistics) ###
1. 中央値、範囲、四分位数
- 中央値
- 範囲
- 最小値、
- 第1四分位数
- 中央値(第2四分位数)
- 第3四分位数
- 最大値
- 四分位偏差
- 箱ヒゲ図(グラフ)
2. マン・ホイットニーのU検定 (= ウィルコクソン順位和検定)
(対応のない2群の分布の差の検定)
3. 中央値検定
(Moodの中央値検定)
4. クラスカル・ウォリス検定+多重比較(ボンフェローニ補正)
(基準群との比較、全比較、指定群の比較)
5. 符号検定(対応のあるサンプル)
(対応のある2群につき、ペアの差の正負の数により検定)
6. ウィルコクソンの符号付順位和検定
(対応のある2群につき、ペアの差の正負と程度についての順位検定)
7. 二項検定 I [正確計算] (一標本比率検定)
(最大N数=100)
8. 二項検定 II [近似計算] (一標本比率検定)
(最大N数=100以上可能)
9. 二標本比率検定 [近似計算]
10. 適合度のカイ2乗検定
11. カイ2乗検定(独立性, 2×2分割表)
12. フィッシャーの正確検定
(2x2分割表における正確確率を計算)
13. カイ2乗検定(独立性, mxn分割表)
(最大サイズ: 10 x 8)
14. マクニマー検定(対応サンプル)
(対応がある場合のカイ2乗検定、正確確率)
15. スピアマンの順位相関係数
- 順位相関係数
- 順位相関係数の検定
### 使用方法 ###
## データ入力 ##
1. データは、キーボードから入力するか、本アプリの他の統計法で入力したデータをペーストしたり、他のAndroidアプリであるテキストエディタや表計算アプリ(例.Google スプレッドシート)からペーストできます。
2. 入力窓へのデータのペーストは、入力窓を長押し後、離してから現れる[Paste]をタップして行います。
3. 一つの入力窓へ多くの数値を入力するので、数値の修正や追加が非常に簡単です。
4. 各検定の最大例数は、1群につき100です(例.2群の比較:A群100, B群100)。カイ二乗検定、フィッシャーの検定法などにおける各セルの最大度数は1,000,000です。
## データ保存 ##
1. 入力窓データのファイル保存は、テキストエディタなどを用いて行うことができます。入力窓を長押し後、離してから現れる[Select all]--> [Copy](または[Share])の後、テキストエディタへコピー、ファイル保存します。
## 計算結果保存 ##
1. 出力窓データ(計算結果)は、各検定画面の共有[Share]ボタンをタップし、他のアプリ(テキストエディタ、メールアプリ、スプレッドシートアプリなど)あるいはクラウド(Google Drive、OneNoteなど)へ送ることができます。
2. 出力窓データのコピーは[Copy Results to Clipboard]をタップします。
## グラフの保存 ##
1. 端末のスクリーンショトの機能をご利用ください。
## その他 ##
1. 各検定の入力データと計算結果は、アプリを終了しても次に使う時まで記憶されています。この機能は本アプリの特徴であり、便利に使えます。(データは本アプリでのみアクセスできるメモリーに保存されるので、他のアプリなどで読み書きすることはできません。メニュー画面右上の3ドットボタンのAll Clearは、すべての検定の入力された保存データを消去します。)
2. 本アプリは、基本統計、生物統計、医療統計などの検定に利用できます。また、教科書やWEB情報により統計検定を勉強する際にも使用できます。
#### 謝辞 ####
このアプリのグラフ表示には、Apache 2.0ライセンスで配布されているAChartEngineライブラリを使用させていただいています。
https://github.com/ddanny/achartengine
http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0.html